BLOG.

  • Un-Demi 内田の独り言 Vol.4 [2021.6.29]

    2021.07.09 Friday

    (★お取引先Shopに向けて発信したメールを一部改編してお届けしています)

     

    見えるものには意味がある。

    中目黒のアトリエは、普段からSHOPとして活用しているスペースです。
    卸売りが基本の会社ですから、お取引先の邪魔にならないように運営しているのんびりとしたSHOPで、
    つい最近までは鉄扉のドアで中も見えず、大変入りにくい?というより入って来るな!的オーラのあるSHOPでした。

    昨年ドアをガラス扉に交換して、レイアウトも変更、少しは入りやすくなったと思っています。
    (早くやっておけばよかった😿)

    折角お店らしくしたので、何か楽しいイベントが出来ないものかと思い、無い知恵を絞ってチャレンジ中です。
    5月はビンテージのフラワーベースを集めて、ちょっとしたイベントを開催、恒例のアンドゥミマルシェを挟んで、
    先週からは、夏のコーディネートで気になるビンテージのバングルやネックレスをクローズアップしてみました。
    どれもデザイナーの感性に引っかかったもの、事の集積です。
    インスタ、FACE BOOK、ホームページ(INFOページ)もみてくださいね!!


    《Vintage Flower Vase Fair》
    年2回アトリエ開催のUN-DEMIマルシェは勿論人気のイベントなのですが、
    意外にも反響があったのが、ビンテージフラワーベースのPOP UPでした。
    皆さんおうち時間が増えているせいか、部屋の模様替えや気分転換にお買い求めて下さる方が
    予想以上に多かったのです。
    貴重なビンテージ、お安く放出し過ぎたかと、ちょっぴり欲張りな自分が顔をだしたところです。


    《Vintage Bangle Fair》
    そして次はやはりヴィンテージのバングルフェア。
    半袖になる夏に向けての6月の企画です。

     

    SHOPのディスプレーをいじっていて、ふと思ったのが自分の部屋のことです。
    ディスプレーを考えるときは、色バランスや何のためにこの商品を飾るかとか、
    テーマが今の気分とあっているかとか、いろんなことを考えて試行錯誤しています。

    果たして我が家ではどうでしょう?

    そこに置いてある物の意味、便利とか使い勝手とかは考えているのですが、
    コーディネート感も意識しているつもりではいるのですが、意外に考えていない事って在りませんか?

    特に私の様な仕事人間は(こう見えて結構仕事好きな私です)会社でエネルギーを使い果たして、
    帰宅すると何もしたくない症候群になってしまいがちなのです。
    試しにうちに帰って、意味なく出してあるものを全部仕舞ってみたところ、
    なんと心地よい部屋に変身したことでしょう!

    断捨離とは、捨てる事だけでなく、今意味のあるものだけを出して、
    しまうものは愛情をこめて片付ける。
    愛情不足で片づけた結果、一部屋丸ごと物置になってしまったのですが、
    他の空間はVERY GOOD,、後は片付けだ!!!

    収納上手になりたい!!!!そんなことを思った週末でした。

    洋服のコーディネートも似たところがありますよね、意味のある組み合わせ、
    接客の時にもお部屋の事とかを挟んでお話しすると、伝わりやすかったりしています。
    素敵な空間で、ファッションの楽しさとコーディネートの提案が上手に伝わった時こそ、
    実店舗の楽しさをお客様に満喫していただけたと、接客する側も嬉しくなったりしています。

    早くコロナも収まって、沢山のお客様にファッションの楽しさをお伝えしていきたいと心から思っています。
    そんな思いで、次シーズンの企画に奮闘中です!!!
    ではまた!

  • Un-Demi 内田の独り言 Vol.3 [2021.5.18]

    2021.07.09 Friday

    (★お取引先Shopに向けて発信したメールを一部改編してお届けしています)

     

    緊急事態宣言の広がりを見せる中、いかがお過ごしでしょうか?
    外出もままなら無い中、ましてや市価調(街や店を視察すること)など、
    何のことでしたっけと云う位ご無沙汰している今日この頃です。

    先週の繊研新聞のシトウレイさんの記事で、
    今どきの若者は『ファッションに興味が無い、どころか大いにあり、
    なおかつ万人受けするカッコいいより、個性豊かな特別感を重んじる』的な内容で、
    前髪パッツンのおかっぱ男子が紹介されておりました。
    中目黒界隈でも一見男子か女子か見紛うファッショニスタを時折見かけます。

    そういえば私の若かりし頃も、ビートルズの出現以降長髪男子が増殖し、
    男か女かわからん!!などと大人たちに兪やされたものでした。
    その後デビットボーイやマークボランなどの出現は、今でいうノージェンダーの走りでしょうか、、、、。
    厚底シューズに、ハイウエスト&バックベルト付ベルボトムパンツ!ピタTにショートブルゾン、
    etc.なんか思い出すなあ~!!!(この比喩が解る方は、結構歴史のあるかたですね!!)

    そんなことを思いながら、我が身を振り返ると、ついつい売り上げの事に偏重し、
    特別感よりも、万人受けするカッコイイに軸足を置いてしまう傾向に、
    《こんな事ではイカン、イカン!!》と思った次第であります。
    事の大小、程度の差はあれ、皆さんも心がチクリとする思いがあるのではないでしょうか。

    特に私たち、ファッションという業態に身を置く人間であれば、
    今このコロナ禍の中で、いやコロナ禍でなくとも、自分達のできる?目指す?特別感的な事を
    今一度考えてみるいい機会にしたいと思いました。

    今日も次シーズンの企画に向け、工場さんとミーティングをしたのですが、
    このモノ余りの時代において特別感を感じるモノ作りとは、特別感を感じるプレゼンテーションとは、
    特別感を感じる接客とは、沢山の課題を感じる今なのですが、なんとなく霧の向こうに光を感じる一日でありました。

     

    皆さんにとっての特別感のあるお店とは、どんなでしょうか?
    ショップでお客様とそんなお話しができると嬉しいな~と思っている次第です。
    ぜひお声がけください!!
    ではまた!

  • Un-Demi 内田の独り言 Vol.2 [2021.5.4]

    2021.07.09 Friday

    (★お取引先Shopに向けて発信したメールを一部改編してお届けしています)

     

    今回は、レッグウエアについて呟いてみようと思います。

    2021春夏のレッグウエアの動向の特徴は、立ち上がりモノトーンを中心とした柄物の動きが目立ったシーズンです。
    春本番となり、カラフルなソックスの動きも追いついて、GW前はシースルーの動きも活発になりました。

    シースルーも云ってみれば、チェックやストライプの柄物です。
    トレンドは、シンプルな無地物から、色物に移り、柄物へと変化した様に感じます。


    特に驚いたのは、写真のBIG水玉の動きです。
    こんな大きな水玉なので、マニアックなお客様の反応は期待していましたが、
    今シーズン一番にSOLDOUT!!シーズン初めに追加生産したほどの動きです。

    先日、アンドゥミショップでも、アラフォー?アラフィフ?の(最近の女性は年齢不詳のお客様が多くて、、、)
    お客様が、ウインドーのディスプレイをみて、迷わずお買い上げいただきました。
    もはや年齢など関係なく、ファッションに対する興味の度合いだな!と今更のように思った次第です。

    これから夏本番!素足になる機会も増えると思いますが、
    一昨年位から夏のソックスの動きが、妙にいいように感じています。
    夏の日焼けを避けたい方は、夏もレギンスを購入するし、
    サンダルにソックス合わせもオシャレだし、シースルーのソックスも素敵だし!
    パンチのきいた色合いも取り入れたい!!

     

    今一度、お手元のレッグの品ぞろえチェックしてみてはいかがでしょうか!!!!
    ではまた!

     

  • Un-Demi 内田の独り言 Vol.1 [2021.4.20]

    2021.07.09 Friday

    (★お取引先Shopに向けて発信したメールを一部改編してお届けしています)

     

    2021秋冬コレクションも無事に終了、今シーズンのオススメなどを綴ってみました。
    いつものシーズンは、カラフルなイメージの強いブランドなのですが、
    モノトーンの復活とボトム丈の大きな変化期ということもあり、シックなカラーでまとめたシーズンとなりました。

    ボトム丈の変化は、ご想像の通り賛否両論!
    大きな襟のデザインもあり、全体的甘く感じられたようなお取引先もありましたが、そこはセレクトの妙、
    皆様のコーディネート力をフルに活用していただきたいところです。

    コロナ禍でウエアラブルな現実路線は理解できるところですが、
    新たなファッションパワーの台頭も見逃せないシーズンになると感じています。
    オシャレ好きなファッショニスタの皆様には、攻め甲斐のあるシーズンになりそうな予感です。

    そんな中でバイヤーさんから、好評いただけているアイテムがニットです!!
    そして出発点がニットデザイナーだった、デザイナー斎藤のキャリアが生きるアイテムです。
    特にベスト類はどの糸軸でも好評な注目アイテムでした。大きな袖が定着したのと、
    引き続きの重ね着ムードとあいまって、オシャレに見える便利アイテムです。


    MHK0449
    立ち上がりの季節に便利そうなコットン糸使いのコンパクトスピンという紡績機で作られた、
    ハイゲージ用高級綿糸を畦編みにしたデザインベストです。
    BIGサイズのブラウスなどのボリュームTOPSや夏のBIG Tシャツ等と重ねて早い時期から変化を楽しめる一品です。

     


    MHK0451
    次の糸軸は18.5マイクロンという紡毛糸としては極細の高級ラム素材を使用しています。
    その名もエクストラスーパーファインラムと命名された、どんだけファインやねん!?と突っ込まれそうな糸なのです。
    着丈の短いベストはストレッチ糸と、このスーパーファインラムを引き揃えて、柔らかさと適度な厚さを表現し、
    襟を付けた事がキチンと感を演出してくれる大人のマストアイテム的ベストです。

     


    MHK0465
    そして同じ糸使いのチュニック丈にしたベストワンピは、ミニ丈とロングTOPを同居させたアイテムになっています。
    ワンピースっぽくも着たいので、しっかり感が出る様に畦組織で編み上げました。
    この秋注目のロングブーツとの相性もばっちりです。

     


    MHK0460


    MHK0461
    最後のベストは超高級ベビーアルパカ糸を用いています。
    糸の段階で起毛加工をした3本のTOP糸を撚り合わせた、デザイナー一押しのオリジナル素材です。
    ふんわりとした膨らみが在りながらも軽くソフトに仕上がるのが特徴で、3色のMIX感が深い味わいを醸し出す、
    ザ・ニットというべき一品です。シンプルな形なので、編地を鹿の子編みにして表情豊かに作りました。
    単品コーディネートだけでなく、ワンピースとの合わせにも重宝しそうなスーパーニット、
    同素材のBIGカーディガン(こちらは天竺編みです)と2型の展開です。

     

    第1回目のつぶやきはここまで、皆様の秋冬コーディネート計画の参考になればと思っています。
    ではまた!

  • 12月も半ば過ぎ!

    2019.12.23 Monday

    12月も半ば過ぎ!

    2月の展示会に向けてねじり鉢巻きの年の瀬です。
    世の中は、忘年会だ!クリスマスだ!正月休みだ!とざわついていますが、
    我らはもうひと頑張りの年末です。

    中々お買い物に出られない忙しい方たちに、クリスマスや、お正月のプレゼント用に、
    レッグやストールのコーディネートキットを作成いたしましたので、
    Online Shop をチェックしてください。

    お時間のある方は、ぜひ中目黒アンドゥミショップへお越しください。
    WEBでは紹介しきれない、カシミヤニットやフェレットのカーディガンなど
    プレゼントにも最適なニット類もたくさんご用意しております。
    年内は28日(土)まで,お待ちしております!

  • 1/2 Un-Demi Shop & Atlier リニューアル

    2019.11.09 Saturday

    11月9日 アンドゥミ・アトリエ & ロライマ・ヘアサロン が改装オープンとなりました。
    ショップは1階にレイアウトを変えてオープンしています。
    お茶を飲みながら、ゆったりとお買い物して頂けますので、ぜひご来店下さいませ。
    お待ちしております!

    1/2Un-Demi Shop

     

    Atelier

     

     

    hair salon
    roraima nakameguro

     

     

  • 秋のレッグウエア、New Item “シューズカバー”

    2019.08.06 Tuesday

    秋のレッグウエアが続々入荷しています。
    エナメルとチュールで作ったリボンがモチーフになった華やかなものや、
    レオパード・タイガーといったアニマル柄など、
    足元からトレンドを取り入れた秋のコーディネートを!

    布帛のレッグウォーマーはパンプスに重ねてブーツっぽく見せたり、
    ロングスカートに合わせてパンツに見せたり。
    ウォーマーというよりシューズカバーといった感じで
    アレンジを楽しめるNew Item です。ぜひお試し下さいね。

    Online Shop でも販売中。

  • 2019 A/W Lookbook

    2019.06.25 Tuesday

    2019 A/W LOOKBOOKができあがりました。
    1/2 Un-Demi
    の秋冬はエナメルや光沢のある生地を使ったもの、
    ナイロンのようなポリエステル素材にプリントしたオリジナルのレオパード柄など、
    レディライクな雰囲気の中にも、ちょっと着くずしたミックス感を表現。
    MIHOKO SAITOでは肩にポイントをおいたJKP/Oなどを、シャープなスタイリングを提案しています。

    商品は7月中旬からショップに入荷、 Online shopでも順次販売いたします。
    ご予約も受け付けておりますので、気になるアイテムがありましたらお問い合わせください!
    また来週7/1(月)にはホームページも秋冬バージョンに更新、
    Online Shopは春夏セールとなりますので、チェックして下さいね。

  • Leggingsの季節です

    2019.05.24 Friday

    裸足の季節がやって来ました!
    足元はサンダルやスニーカーが活躍する季節です。

    今年はワンピースやスカートに深いスリットが入っているデザインが多く、
    スリットから生足が見えるのはちょっと・・・・。
    と思われている方に、レギンスをオススメいたします。

    アンドゥミのレギンスはとても薄手に作ってありますので、ちょっと暑い気候でも履いて頂けます。
    リブ地の無地と脇にライン入りと2種類あり、春の立ち上がりはライン入りの方から完売してしまって、
    追加が上がって来ました。

    ダークな色の方が履きやすいと思いきや、何と写真の白に黒ラインから先に売れて驚いております。
    スニーカーと合わせてスポーティーに履くのも良いですし、
    逆に可愛いワンピースに合わせて外して頂くのもオシャレ上級者な感じです。

    まっ白のコーディネートにレギンスの黒ラインだけ効かせるっていうのも良いですね。
    いろいろ合わせてオシャレを楽しんで下さい。

    Online Shop にて販売中。

  • アートプリントとビッグフラワープリント

    2019.05.08 Wednesday

    毎回何かしらのプリントを作っていますが、この春夏はイタリアのコモ湖の近くにある
    アトリエさんの図案からインスピレーションを受けて描いてみました。

    シーズン前にプリントの柄を進める時は、そのシーズンのテーマやイメージに合ったものを捜して行きます。

    ヴィンテージの資料やアーティストの本、プリント屋さんが提案してくれる柄、
    ロンドン・パリ・ミラノ・NYなどに構えるプリントの工房(アトリエ)の柄など、シーズン前には200柄以上の柄を見ます。

    シーズンにより300柄くらい見てもピンと来る柄に巡り会わない事もあれば、
    最初の50柄くらいでイメージが固まって決めてしまう場合もあります。

    何となくのイメージが決まったら、図案を描く人と相談しながら色数やリピートを決めて行きます。

    以前は手捺染と言って、プリントの版を何版も作って柄と色の深みを出して行きましたが
    今はインクジェットというプリントの手法が多くなって色数も多色が簡単に使える様になり、
    リピートもかなり大きいリピートが出来る様になりました。

    カラーコピーの様に写真なども簡単にプリント出来るので良いのですが、
    ちょっとプリントがペタッとした深みの無い感じに上がります。

    やはり手捺染(人の手で刷る)の方がプリントに味がある(深みがある)仕上がりで私は好きなのですが、
    多色の色数を使って行くとかなり高いプリント代になるのがネックです。

    手捺染の職人さんの仕事を無くしたくないので、
    今回はインクジェット+手捺染というハイレベルな事をやってみました。

    インクジェットのプリントをした後に手捺染を刷るというのは、今までやった事がない新しい試みです。
    他のデザイナーさんのプリントでも余り見た事がありません。

    インクジェット+手捺染というのは柄を合わせてもズレて行くので
    職人さんもあまりやりたがらない手法です。

    最初が少しズレると23mある最後の方は、すごくズレズレになってしまっておかしな柄になってしまいます。
    ですので、まずは柄が少しズレても変に見えない柄にして、
    23mあるのを細かく切ってプリントするというとても面倒な事をやってもらいました。

    インクジェットのプリントの上に手捺染の顔料プリントを乗せる事でちょっと立体感も出ました。
    写真だと余り分かりずらいですが・・・・。
    このテクニックは来期も続けてやってみたい手法です。

Back to Top